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まこつ日記excite

第1回 富山マラソン


気づけば当日でした。
今思えばこんな心境の時点でアウトだったのかもしれません。
記念すべき第1回大会となる富山マラソン。
フルに出走してきました。

結果は4時間46分33秒。
ネットで4時間44分00秒。

目標とかけ離れた痛い結果でした。

決して捨てレースになんてしたつもりはありません。
ありませんが、どうしても10月の月間走行距離を200kmに到達させておきたくて、レースの一週間前もガンガン走り込んでいました。
いや、むしろ月半ばが忙しくて、後半に固め打ちをしたくらい。
当たり前ですが、少なからず結果に悪影響したと思います。

練習での悔いは残らなかったものの、身を持ってこんな調整の仕方じゃフルでは結果は出せないと実感しました。
というか、これを調整と言ってはいけませんね。
これがハーフくらいなら持ち堪えたんでしょうが、やはりフルマラソンは甘くありませんでした。

当日は快晴。
気温も高く、絶好のマラソン日和でした。

なぜでしょう。前日まで、近々フルマラソンに出るという心境にまったくなく、緊張もしなければ焦りもしない。
余裕があったのか?いやいや、そんな感覚でもない。
本当に出走するんだろうかと、自分でも不思議な気持ちでした。

6時に家を出発。
金沢駅でのっぺとボスと合流し、ナカキラさんに見送ってもらい、新幹線で高岡入り。
緊張する間もなく14分で着いちゃいました。

今回はCブロックからの出走。
タイムは4時間15分くらいで申請した記憶が。
スタートのロスタイムは2分半。

そう言えば富山県を走ったのって初めてでした。
高岡大仏を見たり、町並みを見ながら、前半はキロ5分45秒でサクサク刻みました。

5kmの陸橋あたりから、しばらくウルトラランナーの小野裕史さんと併走していました。
たしか大根に仮装してたと思います。
時折リコーダーを吹きながら周囲を盛り上げてくれ、笑いながら2〜3km併走しました。
ラップを見ると、思った以上にゆっくりレースを楽しんでおられたので、高岡駅近くの折り返しで自分のペースに戻してレースに挑みました。

レース前から左膝に痛みを抱えていましたが、前半はとにかく快走。
前日と前々日はほぼほぼ休足したので、このまま保ってくれと思いながら走りました。

10km地点の河川敷。
横山さんがカメラを構えているのを発見。
余裕があったので、いつも通りカメラに寄って行きます笑
と、ここらへんでロキソニン投入一回目。
膝が痛むか痛まないか分からないけど、早め早めに対応。
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20km地点手前の新湊大橋。
ナカキラさんを発見。
もう少し進むとマイルドがカメラを構えているからー!と言われ、自然とカメラを探す自分。
目立ちたがりやか笑

この地点では大勢のチームメイトが応援をしてくれていました。
フラッグを持ってまっちゃんがいました。
チャリを持って佐々木隊長がいました。
こりゃ隊長は後半も現れるパターンやな。
マイルドさんが写真を撮してくれました。
坂楽しんできてね!と言われました。
お、おう…。
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新湊大橋の中腹で20km地点を通過。
下ったあたりが中間地点でした。

坂道練習とは偉大なもんで、ここ1ヶ月はさほど坂道を走っていなかったにも関わらず、ダラダラと続く勾配がそんなに苦しくありませんでした。
今後も定期的に坂道練習は取り入れなきゃなーと思いながら、レースの半分を消化。

この時点で2時間09分13秒。
スタートのロスを差し引くと2時間06分45秒くらい。
ベストを出した時は2時間00分で通過してるので、決して速くはありませんが、ほぼほぼ予定通りのタイムに安堵。

そうそう。今回の設定ペースはキロ6分。
4時間12分フィニッシュと設定していました。
ペース的にも分かりやすいし、膝の調子が思わしくない状態でこれが達成できれば、金沢マラソンにも繋がるだろうと思っていました。

心肺が大きく乱れることもなくレースの前半を終え、ペースも安定していました。
コース最大の難関・新湊大橋も終え、思い通りのレース展開でした。

が、ほどなくして左膝に痛みが走りだす。
いよいよきたか、という感じ。
正直よく分からないんです。
走り始めだけ痛むときもあれば、10km過ぎた頃に痛む時もある。
走ってるうちに消えるときもある。
練習では、とにかく悪化しないうちに切り上げていたので、我慢できなくなるほど痛めるには至りませんでした。

1時間以上前に飲んだロキソニンは効いているのかいないのか。
とりあえずエイドで給水する時間を少し伸ばし、止まらずとも足を休める時間を少し増やしました。

と、不思議なもんで、20〜25kmくらいまでは、歩いてる時の方が痛みが強い。
ようはエイドでインターバルをとってる時のほうが痛む。
痛みを堪えて走りだすと、少しずつ和らぎだす。
こりゃ好都合と、前向きに考える。
休まなけりゃいいんだな、と。

目標タイムもあるわけで、インターバルは少ないに越したことはない。
ペースは6分20〜30秒くらいまで落ちたが、とにかく前へ前へ。

25km付近の曲がり角には加納さんが。
足痛いのー?
痛いっす!
と、そう言いながらもこの時点ではまだ走り続けていました。

25〜33km付近は田んぼゾーン。
地平線が見えるかのように田んぼが見渡せるエリアが7〜8kmほど続いた。
再び横山さんがカメラを構えていた。
走りは下り調子だったが、素晴らしいショットを頂いた。
立山連峰が綺麗に見えました。
これ、来年の年賀状に決定!
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と、膝はと言うと、少しずつ痛みが増してた。
やはり走った時に痛むのは辛い。
5年間レースに出て、初めてトイレ休憩も挟んだ。
2分ほどロスしただろうか。
白山白川郷ですらトイレ休憩を挟まなかったので、珍記録が途切れてちょっと屈辱。

30km前からはとうとう歩きが混じり出す。
とにかく走って歩いての繰り返し。
5km毎の平均ペースは7分30秒まで落ちた。
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痛みが出てから気づいたのだが、エイドにエアーサロンパス的な物が置いてない。
熱を持っていたかは分からないが、気休めにでも使っておきたかったが、見当たらない。

と、33km付近の「くすりエイド」なるエイド。
おそらく地元の薬品メーカーか、置き薬の会社のエイドだろうか。
富山らしいエイド。そして大量のエアーサロンパスが。
気休めだろうがなんだろうが、ぶっかける。
ついでに痛くない右膝にも。
この時点でサブ4.5も諦め、とにかく可能なペースでゴールを目指すことに。

富山市内に入ってからも苦しいレースが続く。
呉羽山は思ったほど坂らしい坂ではなかったが、思うように走れないので、500mほど歩いて小さな峠を越えた。
峠を越えた緩い下りを利用して再び走り出す。

なんとかこんとか40km手前の富山大橋まで来た。
と、圭介さんに声をかけられた。
今回が初フルマラソンの寿司超人。
開口一番「フルマラソン全然楽しくねえわ」
元気が出た笑

僕もこれ以上速く走れないので、一緒に行きましょうと誘う。
お互いギリギリの状態。少しは気が紛れると思って。

足は痛いけど心肺はほとんど乱れていないので、いろいろ話ながら進む。
二週間後にまたフルマラソンかぁ。
もう十分ねんけど、と寿司超人。
たしかにその通りである。
僕もどう調整しようか。
膝はどうなるんだろうか。
お互い不安だらけ。

環水公園が見えていたので、残り1km切ってたと思う。
聞き覚えのある声で名前を呼ばれた。
ワイルドさん。
疲れたと言いながら超笑顔。
相変わらずタフ笑

ゴール前で仲間の声援を貰いながらも、ドラマを起こすことなくフィニッシュ。
ワーストを出した能登和倉の時もそうだったが、後半半分が丸々不調だと、なかなか地獄である。

ほどなくして圭介さんもゴール。
初完走に感極まっていた。
それを見て笑う。

課題たくさん、明日からどうしようかと思わされた富山マラソンでした。
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そんなグズグズのレース展開でしたが、感動したことも。
それは沿道の応援。
まったく途切れない声援。
レース経験は少ないですが、こんなにギャラリーが献身的なレースは初めてです。

コースの構成上、高岡大仏を見逃した方も多かったようですが、僕が通過するときはスタッフの方が「左手に高岡大仏が見えます!」とアナウンスしてくれていました。
地元の学生さんの応援もたくさん貰いました。
いつものことながら、辛い時ほど沿道の方とハイタッチをすると、鳥肌が立って疲れが少し抜ける感覚になります。
汗だくの手で申し訳ないなぁと思いながらも、出された手には積極的にお返しを。
田んぼゾーンには馬がいて、思わず笑いました。

結果は出ませんでしたが、こういったサポートがあったからこそのタイムなんだろうと感じています。
応援がなかったら十分折れていたレース展開。
ワーストが出ていたかもしれません。

記録より記憶に残るレースとなりました。
プライスレス。
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さてさて、膝はというと、実は翌日少しハリがあったものの、翌々日には痛みが引き、割りと元に戻った感じです。
すぐ診てもらおうとも思いましたが、しばらく様子を見ることにしました。

金沢マラソンまで残り10日。
どんな感じで練習しようか決まったわけではありませんが、とにかく今回のように無理なオーバーワークはせず、なんとなく見えた課題に沿った濃い練習ができればと思っています。

芝生走ってみたり、筋トレしてみたり、本番ペースを意識してみたり。
ここまでの練習量が練習量なだけに、金沢マラソンでサブ4しとかないと割が合わないです。
フラストレーションが溜まるレースにならないよう頑張ります!

by makoto9010 | 2015-11-04 18:16 | 富山マラソン